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過去と未来をつなぐ。

'83年生まれ ♂ の雑記帖。思ったことは、自分の言葉で書き留めとく。

日本の良さは、海の外からわかる

流行語大賞に、「インバウンド」がノミネートされたのは、去年のことでした。(そして同年の大賞は「爆買い」。)この1~2年でこの言葉も、すっかり定着した感があります。仕事で影響を受けている方も、多いのではないでしょうか。

天気が良い日、僕は職場まで、自転車で通勤しています。大阪市内を、朝と夕方に走るのですが、中国の(と思われる)方々を中心に、外国人旅行客を、本当によく目にするようになりました。

長堀通心斎橋筋商店街が交わるあたりなんて、特にですね。時間帯によっては、日本人よりも、明らかに外国人が多いように感じます。

 

日本政府観光局の5月の発表では、2016年の訪日外国人は、1~4月の累計が前年比32.9%増。4月だけだと、前年比は18.0%増ですが、人数では単月過去最高の208万2千人。熊本地震の影響は気になりますが、全体としては、円高に振れて以降も、右肩上がりに増えています。

http://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/since2003_tourists.pdf

「爆買い」そのものは、ピークを超えたとも言われていますが、今後は消費がモノから体験やサービスに移行することで、新たな市場が開けてくることも期待されています。

 

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かつては、人口増加(内需)と円安(輸出)で、ぐんぐんと成長した日本経済。

それが円高~バブル崩壊を経て25年、海外旅行客の消費が大きな一部を担うまでに、社会は変わってきています。

 

改めて考えてみると、今の日本は、本当に過ごしやすい国です。


モラル意識が高く、治安が良い。

食べ物も美味しいし、インフラも整っている。

サービスの質が高い。

四季があって、少し都会から離れれば、豊かな自然もある。

 

そしてこれだけの条件を満たしているのに、世界から見たら、決して高くない(ここの感覚を、日本人は15年くらい前のまま、止めてしまっている気がしますが。)

他の国にはない独自文化も豊富にあり、これからオリジナルな体験を提供できる国として、世界中から注目を集めるポテンシャルが、十分にあります。

 

ただし、そのことを自覚している日本人って、まだまだ少ないのではと思っています。

「インバウンド」という言葉も、あまりポジティブな使われ方をしていないように感じます。日本の独特の閉鎖性が、変化の足を引っ張っているのかもしれません。

東京オリンピックを目指して、外国人旅行者へ向けた取り組みが進んでいますが、現時点では海外に比べると遅れているでしょう。言語・通貨などへの対応で、特に感じるところです。

 

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しかし、僕は今も海外へ旅行に行くことがありますが、自分の肌感覚として、日本という国は基本的に、海の向こうでの人気が、かなり高いです。ファンだという方にも、普通に会います。

(絡まれそうになるときは大概、別の国の人と間違われています。)

2年ほど前に、旅行先のチリで、食堂(レストラン)のおじさん(シェフ?)から、普通に「日本人か!この前日本に行ってきたよ。良かったよー」と聞いたときは、正直驚きましたが、自分がそこにいることを考えれば、不思議でも何でもありません。

勝手な推測ですが、世界中の人に、好きな国・行ってみたい国のランキングを集計したら、どちらも日本は、かなり上位に食い込むと思っています。そして確実に、実際行ったことがある、という人も増えています。

 

中から気付いていなくても、外からだと見えることって、たくさんあります。もちろん、中に入らないと分からないことだってありますが、中に入ってると見えないこともある。

海外から来る人々が、何を求めているのか。何に喜びを感じるのか。

そこを深めていけば、世界の中で、日本の持っている価値が、改めて浮かび上がってきます。

 

時代が変わり、世界の人々が求めるものも、モノからコトへと、移行が始まっています。その中で、日本が世界に向けて、何を発信するか。何を提供していくか。

そして自分の仕事を、どう世界に繋げていくか。

 

これからが、本当の腕の見せどころです。