過去と未来をつなぐ。

'83年生まれ ♂ の雑記帖。思ったことは、自分の言葉で書き留めとく。

起業家 -10 days after-

漫画・スラムダンクの、最終話から10日後の世界を描いた作品があるのを、ご存知でしょうか?

SLAM DUNK 10 DAYS AFTER complete

2004年。コミックス発行部数が1億部を突破したことを機に、神奈川県の廃校で実際の黒板へ描かれた、8年越しの続編です。

 

本編の最終話では、きっと多くの人が、作品の潔さと同時に、終わるのは残念すぎる…と感じていたのではないでしょうか。しかし、ここにはその祭りの後のような寂しさは、もう漂っていません。

あの圧倒的な熱量の山王戦、終わってみたら夢のようにも思える戦いから、10日後。それぞれの登場人物には、すでに新しい『日常』が始まっていました。

短くてキレのある、静かな作品集です。

 

まだ明確に何かが動き出していない『日常』の中に、次への小さな熱の塊が芽生えているようで、僕はこの作品も大好きです。今でも、たまに引っ張り出しては、読み直しています。

 

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さて、Startup Weekend Kyotoから、10日が経ちました。(ブログ『Startup Weekend Kyoto 参加』)

仕事 → お盆 → 山陽遠征とバタバタしましたが、昨日の夜は久しぶりに京都へ降り立ち、3日間を共に戦ったメンバー6名と再会。

 

9日前の出来事は、アドレナリンが出まくった反動で、ところどころの記憶が曖昧です。それにサービスの構築で精一杯で、お互いのことは、断片的にしか知ることが出来ませんでした。なので、食事をしながら、ようやく落ち着いて情報を交換。

それぞれに個性的で、自分自身の目的と熱源がある。改めて「こんな人がいるのか!」という驚きばかりでした。話していて本当に熱くて、楽しかった。

皆の今後が、本当に楽しみです。

 

そして、プレゼンしたサービスについて。継続することは前提にありましたが、大きく決まったことが1つ。

「僕が実現したいサービスでリリースする」

言い換えれば、代表次第。最終的にどこを狙うかも、誰をどこまで巻き込むかも、僕が決めます。3日間、一緒に汗をかきまくった皆が、それでいい、それがいいと言ってくれました。

当たり前だったのですが、結局、必要なのは『起業家』として引っ張る人間。そしてこのサービスでそれを出来るのは、僕しかいなのだと、皆が気づかせてくれました。

もちろん、仲間には今後も協力をお願いしますし、意見を頂戴したいと思っています。ただどこまで巻き込めるかは、僕がどういうお願いの仕方をするか、何をビジョンとして語れるかも重要です。

 

以前書いたように、これまでは参謀タイプなどと評して、大した責任を負って来なかった自分。代表としての本格的なチャレンジは、かなりのプレッシャーを受けます。だからどこかで、まだ腹を括れていませんでした。

しかし、もうそれは受け止めないといけません。

 

あれから10日後。生まれたばかりの熱の塊が、今ここにあります。

僕にはこれを、我が子のように、育てる義務が出来ました。

 

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